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文字の始まりは実は絵だった!

文字の起源は見たものを抽象化した絵だと言われています。例えば一番わかりやすい象形文字(しょうけいもじ)を例に説明しましょう。

象形文字は“ヒエログリフ”とも呼ばれる絵を基本とする文字で、漢字の原型にもなったと言われています。「山」や「川」などの象形文字は、自然を目で見たままで切り取って絵で表現した文字です。

「山」は三つの峰を表し「川」は三つの流れを表現します。かつては山を眺め、その山の形を文字化し、川を見つめてはその川の形を文字化したわけです。

つまり象形文字とは、大自然から恵みを受けた古代の人々が、その大自然を絵で表したものを文字化したものなのです。

文字は実は絵から生まれたものだった!?

このように人類は絵から文字を生み出し、自然や社会の成り立ち、仕組みを理解し進化してきました。まさに人類は「絵」、そして「絵から生まれた文字」によって進歩してきたのです。

近年ネットのメールなどで様々な絵文字が盛んに使われるようになりました。まさに先祖返りの状況ですが、やはり「絵(イラスト)」と文字の関係性が現在でも色濃く残っていることを示していると思います。